2021.11.05

63次隊、活動計画9割可能に 10日出発、観測隊長ら会見

オンラインで行った記者会見で、任務遂行に向けた抱負を語る63次南極地域観測隊の牛尾収輝隊長
オンラインで行った記者会見で、任務遂行に向けた抱負を語る63次南極地域観測隊の牛尾収輝隊長

 【神奈川県で報道部・菊池健生】第63次南極地域観測隊(牛尾収輝(しゅうき)隊長)は4日、本隊出発前の記者会見をオンラインで行った。新型コロナウイルス感染防止のため、準備に制約はあったが、現地での活動に関する当初計画の9割は実施できる見通しに。牛尾隊長(59)=国立極地研究所教授=は「隊で意思疎通を図り、良い成果が出るようにした」と決意を語った。

 感染対策のため、63次隊の本隊は神奈川県横須賀市の宿泊施設で隔離中。牛尾隊長、沢柿教伸(たかのぶ)越冬隊長(55)=法政大准教授=が報道機関に説明した。

 62次隊の活動は、コロナ警戒で派遣隊員を減らしたことから当初計画の6割に縮小されたが、63次隊は9割を予定。感染対策を取って、世界最古級の氷の深層掘削に向けた準備や、新型気球を使った観測などを行う。

 国内で事前に行う訓練や会議は、対面からオンラインに切り替えた。牛尾隊長は「制約された環境での準備は厳しいものだったが、十分に意見交換して、作業に取り組んでいきたい」とし、沢柿越冬隊長は「60年以上継続している観測をしっかりリレーしたい」と述べた。

 63次隊は夏隊43人、越冬隊35人で構成。同行者として教員ら夏隊6人、越冬隊に報道1人が参加する。

 感染対策のため、隊員らは宿泊施設や観測船しらせで隔離中。PCR検査を2回受けた後、10日に海上自衛隊横須賀基地からしらせに乗り込み、出発する。

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 詳報は、11月5日付の岩手日報本紙をご覧ください。

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