2021.11.20

ILC計画、学んで身近に 一関・磐井中で特別授業

粒子の跡を観察し、ILC実験を身近に感じる磐井中生徒
粒子の跡を観察し、ILC実験を身近に感じる磐井中生徒

 一関・磐井中(滝野沢徹校長、生徒497人)の3年生は19日、一関市山目の同校で、国際リニアコライダー(ILC)の特別授業を受けた。同市が候補地とされる計画と、基礎科学の重要性に理解を深めた。

 市が主催。3年生約180人に、茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)素粒子原子核研究所の藤本順平講師がオンラインで素粒子物理学とILC計画を説明した。

 藤本さんはILCの目的について「宇宙のすべてをつくる『粒』の法則を見つけること」と紹介。欧州の加速器施設を事例に「違う見方をする人が参加し、世界の実験の中心となる。いろんな『知りたい』を一緒に解明して、みんなの幸せにつなげたい」と若い世代の関わりも呼び掛けた。

 生徒はドライアイスやアルコールを使って粒子が通った跡も観察し、ILCで行う実験を身近にした。菅原蓮さんは「ILCの言葉は聞いたことがあったが、内容を学べた。科学にも興味があり、面白かった」と関心を高めていた。

 同校では2年生約140人も18日に授業を受けた。