2021.11.18

信頼される報道、使命確認 盛岡で新聞大会、決議採択

震災の教訓伝承や新聞のあるべき姿について探った新聞大会=17日、盛岡市盛岡駅西通・市民文化ホール
震災の教訓伝承や新聞のあるべき姿について探った新聞大会=17日、盛岡市盛岡駅西通・市民文化ホール

 日本新聞協会主催の第74回新聞大会は17日、盛岡市盛岡駅西通の市民文化ホールで開かれた。全国の新聞、通信、放送各社の首脳ら約320人が参加し、災害報道の在り方や新聞社の役割について議論した。相次ぐ自然災害や新型コロナウイルス禍を踏まえ「信頼される情報の重要性は一層高まっている」として正確な報道と公正な論評を担っていくと大会決議した。

 開催県として、岩手日報社の東根千万億(ちまお)社長・主筆は「首都直下や南海トラフなど地震津波が刻一刻と近づいている。危機の時代を突破していく強い意志を発信する機会にしたい」とあいさつ。協会長の丸山昌宏・毎日新聞社長は「社会を包む大きな不安を乗り越え、互いを尊重し合う寛容な社会を築くために、われわれが果たすべき役割や使命を改めて考えたい」と述べた。

 朝日新聞社、岩手日報社、中国新聞社の社長が、報道の災害への向き合い方などをテーマに座談会を開催。震災の経験が薄れる若者への教訓伝承の在り方や、大規模な災害発生時に取材記者の安全確保と読者が求める情報提供の両立策について意見を交わした。

 奥州市水沢の国立天文台水沢VLBI観測所の本間希樹(まれき)所長は記念講演で、科学振興の重要性と、発信するメディアの役割を説いた。2021年度新聞協会賞などの授賞式も行った。

 本県開催は1982年以来39年ぶり。大会に先立ち岩手日報を含む被災3県4紙記者の座談会を開き、被災地と被災者に寄り添い続ける地元紙の10年間の試行錯誤や教訓伝承に向けた課題意識について意見交換した。

 大会は新聞週間(10月15~21日)の中心行事。来年は10月に山梨県富士吉田市で予定している。

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 詳報は、11月18日付の岩手日報本紙をご覧ください。

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