宮古市の重茂地区で16日、今季のアワビ漁が口開けされた。漁業者が早朝から沖へと繰り出し、「海の小判」を探した。

 重茂漁協管内の小型漁船336隻が午前6時半から漁を開始。波に流されないように船の位置を調整しながら箱眼鏡で海中をのぞき、かぎのついた長ざおでアワビを釣り上げた。初日は昨年より0.1トン多い約3.9トンを水揚げし、漁協職員や漁業者が大きさや重さで選別した。

 同漁協のアワビの取引価格は1キロ当たり1万200~1万3千円。自らも漁に出た後川良二同漁協業務部長(62)は「少し波があったが、今季の初水揚げができた。餌の海藻が少ないせいなのか、例年より小ぶりな個体が多いことが気になる」と懸念した。