今夏開催された東京五輪では、県勢選手の活躍が光った。町を挙げてホッケーの強化に取り組む岩手町では史上最多の3人が代表選手に選出され、新たな歴史を切り開いた。

 新型コロナウイルス感染症の影響で現地での応援はかなわなかったものの、大会期間中に開催されたパブリックビューイング(PV)では、多くの町民が駆け付け、古里からエールを送った。

 一方で、連日報道される野球やサッカーなどと比べると、競技自体はマイナーな部類に入るだろう。ホッケーの普及と子どもたちのレベルアップを図るため、選手たちは大会や遠征の合間を縫っては町を訪れ、交流を深めている。

 また、今月12日には葛巻町からうれしいニュースが飛び込んできた。県高校新人大会の剣道競技で葛巻高の女子が個人戦で準優勝した。

 生徒は古里の東京を離れ、山村留学で同校に進学。少数精鋭で臨んだ団体戦では優勝校に敗れたが、鍛錬を積み、来年の高校総体では台風の目となることを期待したい。

 「普段日の目を見ない話題を発掘することが新聞記者の醍醐味(だいごみ)だ」とは先輩記者の教え。アンテナを高く張り、未来を担うアスリートの活躍を伝えていきたい。

(菅川将史)