県は12日、県内の保健所で、新型コロナウイルス感染症の患者1人の個人情報漏えいがあったと発表した。保健所の職員が患者宅を訪れた際に調査票の写しを紛失し、地域住民に感染の事実が広まったとして患者や家族に謝罪した。

 県によると9月上旬、職員3人が入院搬送で患者宅を訪れた際、クリアファイルに入れた住所や電話番号、勤務先が書かれた本人確認用の調査票の写し1通を紛失。同月中旬に患者から「感染したことが地域で広まっている」との訴えがあり発覚した。

 職員への聞き取り調査では紛失の事実が判然としなかったが、10月中旬に患者を通して調査票を拾ったとみられる住民に話を聞いたところ事実関係を認めた。この住民は「共同作業小屋の古紙回収場所に調査票を置いた」と話しており、現在も未回収のままだ。