奥州市教委世界遺産登録推進室は11日、発掘調査を進めている同市衣川田中西の長者ケ原廃寺(ちょうじゃがはらはいじ)跡で今年の調査成果の説明会を開き、同遺跡の北側や西側に、門があったことを示す木材を発見したと報告した。

 地元住民ら約20人が参加し、同室の中島康佑主任学芸員が現地を案内。同遺跡は平安時代の11世紀ごろに建てられた寺院の跡で、築地塀に囲まれていたとみられる。今年の調査は7月から今月15日まで実施。既に北側と西側の調査区で柱穴が確認されていたが、今年は穴の下に、門の柱を支えるための礎板とみられる木材が見つかったと説明した。住民らは地元の歴史に思いをはせながら、興味深そうに見入った。