宮崎県小林市の須木中(佐土原誠校長、生徒19人)の1年生3人は30日、岩手日報社記者による東日本大震災に関するオンライン授業を受けた。生徒は復興過程の教訓を学び、命の大切さを胸に刻んだ。

 講師は編集局報道部の鹿糠敏和専任部長(42)が務めた。大船渡市で撮影した津波の写真や、地震発生から津波襲来までの動きを再現した「犠牲者の行動記録」を通して、命を守るための行動を訴えた。

 同校生徒会などが取り組んでいる国連の持続可能な開発目標(SDGs)の観点からも復興を紹介。避難所や仮設住宅、住宅再建などの課題を聞き取った「震災遺族10年の軌跡」を使いながら、備えや合意形成の重要性を説いた。

 中間彩心(あやみ)さんは「被災地のことを考えながら、講演で聴いた大切なことをこれからの生活に生かしていきたい」と話した。