北上・黒沢尻東小(大沼英生校長、児童728人)は30日、北上市中野町の同校で、校内研究のため1、3、5年生の各1クラスで新聞を取り入れた授業を展開した。「目的に応じ情報を読み取る力」を養う試みの一つ。児童は多様な文章に触れながら、学びへの意欲を高めた。

 1年生は、生き物の特徴をまとめる記事づくりに挑戦した。教諭が岩手日報ジュニアウイークリーの「いわての虫」企画を題材に記事の見本を作成。児童は図鑑からチンアナゴやオオサンショウウオなど多様な生物を選び、特徴や隠れ場所を説明文から探し出しワークシートに書き込んだ。

 「しっぽで穴を掘るなんて面白い」「岩や枯れ葉のまねが上手なんだ」などと児童は驚きを伝え合い、答えを探す達成感や表現の楽しさを実感。菅原千聖(ちさと)さんは「知らない生き物のことが分かった。もっと調べてみたい」とやる気を見せた。

 3年生は読者投稿を題材に、説明的文章の読み解き方を実践。5年生は地方紙と全国紙を読み比べ、違いを自分の判断に生かす大切さなどを学んだ。

 研究主任の小森美江子教諭(52)は「新聞は社会とつながる情報源の一つ。教科にかかわらず自由に手に取れる環境を整えたい」と見据えた。