昨年12月の記録的大雪による農業施設被害が、県南部で深刻さを増している。県南地域4農協(花巻、岩手ふるさと、岩手江刺、いわて平泉)への取材によると、確認された被害は水稲育苗や園芸用ハウスを中心に1400件を超え、被害額は概算で10億4千万円を上回る。調査がままならない中で再び大雪が懸念され、関係者は被害拡大に危機感を募らせる。

 各農協によると、6日までに確認されている農業施設被害は奥州市が813件、金ケ崎町190件、北上市178件、花巻市24件、西和賀町7件。一関市と平泉町はハウス施設のみで計268件。調査の進行状況はバラバラだが、関係者は「最大規模の雪害」と口をそろえる。