社会の動きに関心を寄せ、自分たちの考えを発信しよう-。遠野市松崎町の遠野中(小向敏夫校長、生徒354人)は本年度、テーマに沿って新聞記事を集め、提言とともにまとめる「スクラップ新聞」作りに取り組んだ。岩手の新しい時代を築く生徒たちは、若い感性で現代の課題や特徴を捉え、よりよい未来をつくるための思考力を磨いている。

 スクラップ新聞作りは同校文化祭の壁新聞コンクールの一環で初めて実施。従来のコンクールでは学校生活を題材に壁新聞を制作していたが、本年度、内容を一新した。

 作品のテーマは、クラスごとに特色が表れている。2年1組の「共存」は、女子生徒5人で作り上げた労作。新型コロナウイルスや黒人差別、環境問題、災害に関する記事を集め、内容別にレイアウト。避けて通れないそれぞれの社会問題と共存していくために、「私たちにできることは、これらの問題点を一人一人が理解し、どう備えるべきかを知ることだ」とまとめた。