2021.01.28

平庭のシラカバ林 存続岐路 久慈・寿命迫り倒木目立つ

平庭高原に広がるシラカバ林。寿命が迫り存続の岐路に立っている=久慈市山形町
平庭高原に広がるシラカバ林。寿命が迫り存続の岐路に立っている=久慈市山形町

 久慈市山形町の平庭高原に広がる、風光明媚(めいび)なシラカバ林が存続の岐路に立っている。100年ほどとされる寿命に近い木が大半を占め、倒木も出ている。日当たりの良い場所でしか成長せず、既に樹木が生い茂る高原で天然更新の可能性は薄い。このままではブナなど他の樹種中心の林に様変わりするため、市は商品にも活用されている景観をいかに守るか、対応を急ぐ。

 現状を知り今後の展開を検討しようと、市は職員を対象に先月勉強会を開催。講師を務めた森林総合研究所東北支所(盛岡市)の梶本卓也支所長らによると、シラカバは地表に何もない裸地でなければ発芽しにくく、天然更新は望めない。

 梶本支所長は植樹や他の樹種を切る択伐など、同時に複数の方法を試みるのが現実的とし「数十年単位の管理プランを策定し、息の長い取り組みが求められる」と説く。