本県の黒毛和種を長年けん引した県有種雄牛(しゅゆうぎゅう)・菊福秀(きくふくひで)が今月、20歳で息を引き取った。

 県有の種牛で初めて肉質日本一に輝く子牛を誕生させ、前沢牛のブランド向上にも貢献。種雄牛の役目は3年前に終え、住田町世田米の県農業研究センター畜産研究所種山畜産研究室(大宮元室長)で静かに余生を過ごしていた。

 畜産関係者は輝かしい功績をたたえ、感謝し「子から次のエースを」とさらなる産地力強化を誓う。

 同研究室によると、11日朝、牛房で動かなくなっている菊福秀を職員が見つけた。人間で言えば100歳を超える大往生だった。