遠野市青笹町の上閉伊酒造(新里佳子社長)は、新型コロナウイルス感染症対応に役立ててほしいと、県医師会(小原紀彰会長)にクラフトビールの売り上げの一部を寄付した。新里社長(52)の夫の故滋さんは遠野市医師会長も務め、長年地域医療に貢献。「医療現場の奮闘を支えたい」と思いを重ね、ビールファンとともに広げた真心を届けた。

 20日に新里社長が盛岡市の県医師会を訪れ、小原会長、久保田公宜(こうき)常任理事に寄付金7万1520円と同社オリジナルマスク50枚を贈った。

 同社は、コロナに関する全国の地ビール製造会社による支援活動に参加。公開された数種の共通レシピをベースに醸造し、330ミリリットル瓶1本当たり20円、10リットルたる1個当たり400円などが寄付金となる仕組みだ。遠野市の遠野醸造と共同で仕込み、昨年8月に市内外で販売。10月下旬には瓶2596本とたる53個を完売した。