【長野市で運動部・菊池宗矩】無念のレースから1年。心身共に強くなり、日本一をつかみ取った。同市で21日行われた全国高校スケート選手権(スケートインターハイ)スピード女子500メートルで、吉田雪乃選手(盛岡工3年)が同種目で県勢2人目の頂点に立った。

 優勝候補として臨んだ前回は4位。悔しさをばねに、目の色を変えてスケートと向き合った。先輩の背中を追い、監督と二人三脚で歩む大器は、一つの目標を成し遂げ、世界への道を視界に入れる。

 ゴール後、タイムが出る前に自然と頬が緩んだ。手応えがあった。ライバルに1秒差をつける完勝。植津悦典(よしのり)監督(40)とガッツポーズで喜びを分かち合った。

 春からは、ビル管理などを手がける寿広(盛岡市)に就職。植津監督に師事し世界で活躍する選手を目指す。吉田選手は「地元が好きで、岩手で活躍したい。少しでも元気と希望を与えられる選手になりたい」と夢を膨らませる。