例年ならば県内で感染流行期に入っているインフルエンザの患者が、今季激減している。県環境保健研究センター(環保研)にこれまで報告された患者はわずかに3人。今年第1週(4~10日)はゼロで、900人以上だった昨年同期を大きく下回る。

 手洗いやマスク着用など新型コロナウイルス対策が感染防止につながった可能性がある。しかし学校の冬休み明けに一気に拡大する傾向があり、医師らは、油断せずに予防やワクチン接種などの備えを続けるよう呼び掛ける。

 インフルは例年11月下旬から12月上旬ごろ発生し、1~3月ごろ患者が増える。県が定点観測する医療機関の昨年第1週の患者数は66機関で966人で、1医療機関当たり平均14・64人。2019年は第1週に同13人で、第2週同27人、第3週同40人と広がった。

 平均1人を上回ると流行に入ったとされ、10人以上で注意報、30人以上で警報レベルになるが、今季は流行の兆しすら見られない。