2021.01.13

岩手メディア共同キャンペーン・不来方高の伊藤さん題字揮毫

キャンペーン題字を揮毫する伊藤夢彩さん

 東日本大震災から来年3月11日で10年を迎える。盛岡市に拠点を置く新聞・通信・テレビ・ラジオの報道各社は「岩手メディア共同キャンペーン~震災10年 ともに」を展開し、震災当時への思いや未来へのメッセージを県内外から広く募集する。寄せられたメッセージは各社の紙面や放送、ホームページなどで紹介する。

 各社共通となるキャンペーン題字「震災10年 ともに」は、2020年12月3日、不来方高1年の伊藤夢彩(ゆめか)さんが揮毫(きごう)した。書道歴は約10年。スピード感と力強さを意識した書には「被災された方々に前を向いて歩いてほしい」との願いを託した。

 花巻市石鳥谷町で生まれ育った伊藤さんは、小学校入学直前に震災を経験した。停電が発生し、就寝中も繰り返す余震で目が覚めたことをかすかに覚えている。題字制作を前に、これまでの沿岸被災地への訪問、ごみ拾いのボランティア活動といった自らの体験を踏まえ、改めて震災について調べ、考えてみた。「防潮堤を越える威力の津波は衝撃的だった。実際にそれを見た方々は特に悲しく、つらい経験だったのではないか」と被災者をおもんぱかる。

 将来は看護師を志望し、災害時の医療活動にも関心がある。「内陸は沿岸より被害が少なかったが、(内陸の)私たちも沿岸の方々と一緒に、復興に貢献、協力していきたい」と語り、今後も支援活動に参加する意欲を示した。

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