大槌町吉里吉里 田中幸哉さん(68)

 発災時は配達の仕事中で、山田町の海沿いを車で走っていたが、道路に水が流れてきて山の方にハンドルを切った。約1分後に振り返ると、津波が3階建ての建物を覆っていた。自宅は流され、考え込むことも多かったが、月日がたち気持ちも落ち着いてきた。震災後にまちを歩いて回り、山に近く海の見える高台に再建した。日当たりも良く、穏やかな毎日を過ごせている。