大船渡市猪川町 団体職員 只野 翔さん(35)

 赤崎町にあった自宅は津波で流失した。いまだに実感がなく、仕事や肉親を失わなかったことは幸いだと思う。今の小中学生は震災の記憶や体験がなく、時の早さを感じる。今年で丸10年を迎えるが、平穏な年は少なく災害や感染症の流行で「こんなはずじゃなかった」という言葉を数多く聞いた。この先の10年は、苦境に立つ人が少なくなってほしいと願う。