東日本大震災で住宅2万6千戸以上が被災した本県では、ピーク時にプレハブ仮設住宅1万3984戸が建設された。災害公営住宅の完成や自宅再建は進んだが、今も52戸120人(7月末時点)がプレハブで暮らす。

 宅地整備の遅れや工事の順番待ちなどが原因だ。プレハブ解体に伴う団地の集約が進む中、転居を迫られ友人らと離れ離れになる人も。住民の女性は「早く再建した家に入りたい」とこぼす。

 県内最大の被災地・陸前高田市に53カ所あった仮設団地は今、「滝の里仮設団地」のみになった。陸前高田では、市街地整備の土地区画整理事業に1500億円超を費やしたが、地権者との交渉やかさ上げ工事に時間がかかり自宅再建を断念する人が相次いだ。