2020.09.03

ウニ殻、陶器に再利用 洋野・廃棄物をうわぐすりに

ウニの殻を使ったうわぐすりをかけて試作した陶器の風合いを確かめる安藤あさひさん
ウニの殻を使ったうわぐすりをかけて試作した陶器の風合いを確かめる安藤あさひさん

 洋野町水産商工課所属の地域おこし協力隊、安藤あさひさん(36)は町の特産品のウニの殻を使った陶磁器のうわぐすり作りに挑戦している。水産加工業者の推計によるとウニの殻は町内だけで年85トン発生し、業者は費用をかけて廃棄している。ごみを環境に優しい新たな産品に生まれ変わらせることができるか。地域の期待が寄せられている。

 うわぐすりは陶磁器の耐水性や強度を高めるため使われる。主成分が炭酸カルシウムのウニの殻を高温で灰にして粉状にすりつぶし、長石と土灰を水と混ぜて作製。混ぜ込む物によって色合いや光沢が変化し、7月に完成した試作第1号のうわぐすりは、器に穏やかな亜麻色と年代を感じるような落ち着いた光沢を生み出した。3キロのウニ殻から茶わん100個分の量が作れた。