リレーエッセイ イワテライフの楽しみ方

菅原誠さん第1回(全2回)

 
店では、ヨーロッパ各国から輸入した靴のほか洋服、雑貨もそろえています

 弊社・菅原靴店は、お客様の衣・食・住の価値観を高めるため、世界中から良いものを岩手に集め、実際手に取って触って着て履ける、そんなお店を目指しています。お手頃で大量生産した物がたくさんあふれている現代だからこそ、良いものを大事に長く使う!そんな時代ではないでしょうか。

 ファッションの55%は東京で消費されている今、地方の良い専門店がどんどん閉店していっています。靴店、バッグ店、洋食レストラン……。身近にお店がなくては、「本物」を体験することができません。本物を置き続けることが、未来の子供たちの価値観を育て、そして町を育てていくと思っています。私たちはそんなワクワクする体験ができるお店づくりを目指しています。

 インターネット販売も強化している昨今、YouTubeやSNSなどで日本中からお客様が来店してくれます。そうしたお客様に、「岩手はオシャレだよね」「マニアックなお店が多いよね」と言われるような町にしていきたいです。

 次回は、物を大事にする観点から、弊社が昨年日本で初めて行った『靴磨き選手権』のお話を書いてみたいと思います。

今月の人 菅原誠さん
1974年盛岡市生まれ。1950年創業の菅原靴店の3代目。イタリア(ミラノ)に留学し、語学と商業経済学を学んだ後、イタリアファッションエージェント勤務を経て、菅原靴店へ就職。10年前から洋服や雑貨の仕入れも始め、足元からファッションを提案するセレクトショップに転換。