釜石港から来月、県内港湾として初めて食肉が輸出される。県南広域振興局(佐々木隆局長)の実証実験の一環で、同港は昨年、肉や乳製品などの輸出入に必要な動物検疫(動検)港の指定を受けたが、対象品の輸出は初めて。京浜港から出すより輸送費削減が見込まれ、本格実施されれば、本県畜産品の価格競争力強化と海外市場の開拓を促すと期待される。

 食肉加工・卸売業にまいばしミート(花巻市、佐藤博茂社長)がコンテナ便で、タイに県産牛2~3トンを輸出する。10月10日に釜石港を出て、同25日にバンコクに着く予定。冷凍冷蔵用の「リーファーコンテナ」を使い、マイナス20度程度で品質を管理する。

 10月中旬には、いわて門崎丑(かんざきうし)牧場(一関市、千葉政奈(まさな)社長)も三重県の商社を通じて釜石港から香港に県産牛を輸出する計画だ。