奥州市江刺稲瀬地区の住民でつくる稲瀬の足を守る会(広野雅昭会長、会員10人)は10月、乗用車で地区住民を運送する取り組みを有償で始める。任意団体が国の「自家用有償旅客運送」に登録するのは県内初。公共交通の乏しい地域で、住民自ら生活の足を確保するモデルとして注目されそうだ。

 車はトヨタカローラ南岩手(花巻市)が1年間無償貸与する7人乗りを活用する。11日は稲瀬地区センターで両者が貸与契約を結んだ。「稲瀬ふれあい号」と名付け、地区内22カ所の乗降場所を回る。予約に合わせて平日週3回(月・火・金)、1日3往復する。

 地区センターで江刺中心部に向かう市営バスと接続し、通院や買い物への利便性を高める。ドライバーは元バス運転手や必要な講習を受けた住民が務め、料金は1回の乗車で500円。

 問い合わせは同会(0197・35・4073)へ。