2020.09.11

琥珀の中に新種のコケ 久慈・8500万年前の地層で発見

新種のクジフタマタゴケが入った琥珀。中央付近にある円盤状の枝が特徴だ(提供・服部植物研究所、協力・久慈琥珀博物館)
新種のクジフタマタゴケが入った琥珀。中央付近にある円盤状の枝が特徴だ(提供・服部植物研究所、協力・久慈琥珀博物館)

 久慈市小久慈町の久慈琥珀(こはく)博物館(新田久男館長)は10日、同館近くの約8500万年前の地層で採掘された琥珀から、新種のコケが見つかったと発表した。これまでにティラノサウルス類の化石などが発掘されている白亜紀後期の地層で発見された。恐竜時代に植物が進化した過程などの解明が期待される。

 コケは長さ11ミリ、幅2~4ミリ。博物館を運営する久慈琥珀社員が2018年7月、同社の採掘場で作業中に発見した。服部植物研究所(宮崎県日南市)の片桐知之所長が鑑定。形状からフタマタゴケ科で、現存する種類にはない円盤状の枝が特徴の新種と断定した。発見場所にちなみ「クジフタマタゴケ」と名付けられた。

 クジフタマタゴケが入った琥珀は11日から12月30日まで、同博物館で公開する。

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