和賀岳(西和賀町)=8月29日7時~
花の少ないこの時期に!
報告:日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明

例年は、7月初めのニッコウキスゲの開花に合わせて入山していましたが、今年は連日の雨で、入山待機の状態でした。この時期に入山するのは初めてです。どの様な花に出会えるかも楽しみの一つです!
現在、林道の一部が崩落した為、通行止めとなっています。登山口まで車では、入れませんので、現地の標識等の指示に従ってください。登山口まで概ね10分程度歩くこととなりましょう。
花の少ないこの時期ですが、和賀川渡渉地点前までは、ツリフネソウ、キツリフネソウ、アケボノシュスラン、コウモリソウなど、渡渉を終えてから後、途中は殆ど花を見ることができませんでした。
しかし、急峻な登りを登り詰め稜線へ出ますと、爽やかな風吹くコケ平、目の前には多くの花が目に入ってきます。タカネセンブリ、ハクサンシャジン、ハクサンフウロ、アキノキリンソウ、ウメバチソウ、ヤマハハコグサ、エゾオヤマリンドウ、タテヤマウツボグサ、ヨツバヒヨドリ、オヤマボクチなどの花に出会えます。
実生では、樹林帯の中で、アクシバ・タケシマラン・コケモモ(赤)、ツバメオモト(青)、ナルコユリ・ウバユリ(綠)などを確認しながら下山いたしました。
大変な暑さに相当量の水分を奪われ、難儀しながらの登山、途中の水場に助けられました。








