新トレ@県地域婦人団体協議会

当日の新聞記事を読み、見出し付けに挑戦する県地域婦人団体協議会の理事、幹事ら

 NPO法人県地域婦人団体協議会(瀬川愛子会長)の理事、幹事ら12人は7月27日、盛岡市みたけの県青少年会館で岩手日報社のNIB講座「新トレ(新聞トレーニング)」を受講した。同協議会の会報作成への活用を目指し、記事の書き方や紙面作りのノウハウを学んだ。

 

記事と見出し再確認

 前半は本紙記者が当日の紙面を教材として、新聞の構成や制作の流れを紹介。新聞は記事と見出し、写真で構成され、記事の場所によってニュースの重要度が違う点や、見出しは記事の内容を要約して、最小限の文字で表すことなどを説明した。受講者は紙面に掲載された記事を用いて、見出し付けにも挑戦した。

協議会の会報「県婦協」と本紙記者が作ったレイアウト見本を見比べ、違いを確認する受講者

 後半は同協議会で実際に作成している会報を使い、記事の書き方のポイントや読みやすいレイアウトの方法を解説した。会報の内容を基に、本紙記者が作成した見本の紙面と見比べながら▽記事にはしっかり見出しを付ける▽写真を大きく使う▽記事は大事なことから先に書く▽内容は詰め込み過ぎず、めりはりをつけて-など改善点をアドバイスした。受講者からは「見出しの大切さが分かった」「(見本は)すっきりまとまっていて、読みやすい」「題字の大きさは変えた方がいいか」など感想や質問の声が上がった。

 副会長で広報部長の菅野路子さん(68)は「見出しの重要性、編集会議の大切さなどアドバイスをもらい、改善点がはっきりした」と晴れやかな表情。事務局長の梶田佐知子さん(59)は「会報は県内の会員に向けた大切な連絡手段で、より良いものにしたいという使命感がある。今回の講座で書き方や編集の仕方など共通認識ができたので、しっかりと生かしたい」と意欲を見せた。


紙面参考に文章力

瀬川愛子会長に聞く

 講座を開いた狙いなどについて、県地域婦人団体協議会の瀬川愛子会長に聞いた。

(聞き手=編集局NIE・読者部 鈴木義孝)

「新聞にはコミュニケーションを広げる力がある」と語る瀬川愛子会長

-新型コロナウイルス感染症の影響は、協議会にも及んでいるか。

 「感染対策を十分にして5月に総会を開き、粛々と活動している。しかし、本県開催を予定していた北海道・東北ブロック婦人団体研究会などが来年度に延期になった。加盟する全国地域婦人団体連絡協議会(東京)は集まりを持てない状況だ」

-「新トレ」開催を決めた理由は。

「年2回、約8千人の会員向けに会報『県婦協』を発行している。広報部3人に事務局、役員が加わり編集しているが、専門家ではないので、必要な情報を精査できず、記事や写真を詰め込みすぎたりして、いい紙面ができない。会報作りのノウハウを学びたいと開催を希望した」

-協議会にとって会報とは。

 「会の動向を会員に伝える大切なものだ。家族や地域の方々の目にも触れる。各市町村の加盟団体でも会報を発行しており、今回の講座のような学ぶ機会を今後も設けたい」

-自身にとって新聞とは。

 「岩手日報を毎日、隅々まで読む。朝、時間がない日は夜に紙面を広げる。大学ノートに思いついたことを書き留めるのが好きで、若い頃から手紙を書いたり、保育士時代は保護者への便りなど、明確で分かりやすい新聞記事を参考にしてきた。新聞は『愛読書』の一つだ」

-先日、県の男女共同参画社会づくり功労者表彰を受けた。

 「新聞に大きく掲載されたことで、遠く離れていた友人、知人からもお祝いの言葉が届き、自分のことのように喜んでくれる人もいた。年代、住む場所を超えてコミュニケーションを広げる力が新聞にはある」

-協議会の課題は。

 「高齢化や就労女性の増加などで、かつて8万人いた会員は減少が続く。若年層に関心を持ってもらうには、婦人会活動の魅力を高めなければならない。地域で活動する姿を見てもらい、共鳴する人を増やしていきたい。そのためにも会報は重要で、内容を充実させ会員確保につなげたい」


再就職へ準備万全に

陸自岩手駐屯地退職予定者研修

コミュニケーション力の向上を目指し、新聞記事を題材に対話する自衛隊員ら

 自衛隊岩手地方協力本部は7月21日、任期満了退職予定隊員の研修に岩手日報社のNIB講座「新トレ(新聞トレーニング)」を取り入れた。民間企業などへの再就職を控え、新聞で正確な情報を効率的に吸収し、ビジネス文書作成などに役立てる方法を学んだ。

 研修は滝沢市後の陸上自衛隊岩手駐屯地で実施。来年3月末に任期を終え退職する20代の隊員ら17人が受講した。

 新トレは3部構成で行い、1部は「地方紙の読み方・生かし方」がテーマ。岩手日報の記者が講師を務め、記事内容を要約しニュース価値の大小を表す見出しと、記事の大事な要素を盛り込んだ1段落目(リード)を追うことで、短時間で情報が得られることを紹介。新聞の各面の特徴と、仕事や生活に役立つ情報の見つけ方を伝えた。

新聞を教材に、効率的な情報収集の仕方を学んだNIB講座

 2部では受講者が新聞全体に短時間で目を通し、関心のある記事を切り抜いてグループ内で発表。記事を題材にコミュニケーションを図る体験に取り組んだ。3部は、相手に伝わるビジネス文書作成法。「短く、やさしく、正確に」書く新聞記事の特色を生かし、結論から書き、社内外向け文書をより分かりやすくする方法を説いた。

 東北方面特科連隊第2大隊本部管理中隊の清野舜(せいの・しゅん)陸士長(23)は「新聞が他者とのコミュニケーションツールになること知り新鮮だった」と認識を深め、第9高射特科大隊第1中隊の熊谷瞭太陸士長(26)は「人と関わる仕事に就きたいと思っており、今回学んだことを役立てていきたい」と意欲を示した。

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