宮古市横町の新町(あらまち)の沢砂防ダムから26日午後、想定を超える出水があり、下流の住宅1軒が床上浸水した。ダムにたまった水を排出する穴で、土砂でふさがっていた「水孔(すいこう)」の一部が開いたためとみられ、短時間に最大約300トンの水が流出。同ダムを管理する県は27日、住宅近くに立地する県内全域の砂防ダムの緊急点検を指示した。

 ダムの約300メートル下流の中心市街地にはホテルなどが立ち並ぶ。同市横町の女性(77)はダムから50メートルほどの距離にある自宅1階が浸水、26日午後3時40分ごろ119番通報した。「急に家の中が黒い川のようになった。驚いて2階に上がってからは恐ろしく、よく覚えていない」と涙ながらに語った。