花巻市葛の花巻農高(楳原(うめはら)健校長、生徒309人)は24日、同校で1年生83人を対象に国際リニアコライダー(ILC)講演会を開いた。生徒はILCへの理解を深め、誘致後の地域の変化や自身の将来像に思いを巡らせた。

 県ILC推進局事業推進課の植野歩未(あゆみ)特命参事(52)がILCの仕組みを説明し、加速器ががん治療やエックス線検査で使われていることを紹介した。

 植野特命参事は「誘致後は世界各国の研究者が岩手に住むため、外国語を話せる人材が求められる。将来、ILCに関わってほしい」と呼び掛けた。生物科学科の似里桜嘉(にさと・おうか)さんは「話を聞くまでは、自分はILCに関わりがないと思っていた。外国の食文化は日本と違うので、学校で西洋野菜の栽培に取り組んでみたい」と刺激を受けていた。