サッカーJ3のヴァンラーレ八戸でプレーした盛岡市出身の佐々木航(わたる)さん(28)が、母校の同市青山の厨川中(菊池正樹校長、生徒567人)で新採用教員として教壇に立っている。中学時代の恩師に憧れ、選手を引退後、地元で指導者となる道を選んだ。勝負にこだわり鍛錬を積んだアスリート経験を糧に、次世代の育成に情熱を傾けている。

 「宿題をしっかりやること。休み明けは健康で会おう」。お盆前最後の部活動で、日焼けしたサッカー部員に語り掛ける佐々木さんがいた。勝つためには学校生活もしっかり取り組む。教員を志すきっかけになった、中学時代のサッカー部顧問の教えを受け継ぐ。

 盛岡市立高2年の時、全国高校サッカー選手権に出場し1得点。道都大(北海道)を経て、当時JFL(日本フットボールリーグ)の八戸で2018年まで4年間プレーした。同年チームはJ3昇格を決めたが「高いレベルの中でがむしゃらにやってきて、一つの目標を達成した。セカンドキャリアを考えるタイミングだと思った」と転身を決意した。