県内で列車とシカの衝突が多発している。JR盛岡支社は輸送サービスの安定と安全確保のため、線路に寄りつかないよう忌避剤の散布など防止策を試みるが、増加傾向に歯止めがかからない。

 個体数を調整する上でハンターの存在が重要だが、狩猟免許の取得者は1989年の5384人から昨年は3268人に減少。60歳以上が全体の61%を占め、高齢化も進んでいる。

 こうした状況を受け、県は免許取得希望者向けの予備講習会などを試みている。自然保護課の谷藤親史(ちかし)総括課長は「継続的な捕獲が必要になる。狩猟に関心を持ってもらい、担い手を増やせる取り組みを考えていきたい」と探る。