栗駒国定公園 焼石連峰(奥州市)=8月10日
彩り残るステージ2!
報告:日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明

本日10日は山の日、生憎の新型コロナの影響により制限がありますけれども、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨の国民の祝日となっています。
本日も、他県ナンバーの車が多く観られました。きっと関東圏内から入らした方でしょう、人とのすれ違いにマスクをしっかり掛けられ、対応に只管、感謝でした!
焼石岳の花々も、夏の花達の競演に、僅かに陰りが見えるようになってきました。多くの花々で飾られています草原、強い陽射しと気温に変化を見せてきていました。
しかし、一方では、秋への兆しも徐々に進められているようにも感じました。オクトリカブト、ウメバチソウ、エゾオヤマリンドウ、タカネセンブリ、チョウジギク、ミゾソバ等の秋の花達が姿を見せ始めてきました。こちらの花々も今後、どの様な姿を見せるのか楽しみですね!
これらの花と共に活発な動きを見せているのが、昆虫類でしょう!アサギマダラ、ミヤマクロアゲハ、キアゲハ、クジャクチョウ、ヒョウモンチョウ等々の蝶類にニホンカワトンボ、サナエトンボ類が姿を見せてきています。
春に開花し、赤い実を付けたタケシマランやイワハゼ、青い実のツバメオモト等々が観られるようになってきました。命のバトンタッチがなされる時期となってきました。秋の香りがして来ましたね!








