東日本大震災後、野田村で被災写真の返却ボランティアに励んだ東京都世田谷区の写真家浅田政志さん(41)の作品を原案とする映画「浅田家!」が10月に全国公開される。

 津波で傷んだ大量の写真を丹念に洗い、持ち主の手に届けてきた返却ボランティア。映画はその姿を通じ、災害の厳しい現実と家族の絆の貴さを伝える。同村の活動がモデルになり、浅田さんは「震災の風化が進む中、映画が子どもたちを含め災害について知るきっかけになればいい」と期待する。

 浅田さんは三重県出身。代表作には「アルバムの―」とともに映画の原案となり、タイトルにも採用された自身の家族をモデルにした写真集がある。映像作品などでも幅広く活躍している。