伝統芸能として知られる盛岡芸妓(げいぎ)に8年ぶりに新人芸妓が誕生する。見習いの「ひよ妓(こ)」として約5年間稽古に励んできた喜久丸(きくまる)さん(28)=本名・白築(しらつき)真夏さん、盛岡市=が1日、独り立ちする。後継者不足や景気低迷で減少著しい盛岡芸妓にとって待望の新人だが、通例の盛大なお披露目会は新型コロナウイルスの影響で中止に。異例のデビューにも「重圧はあるが文化を引き継いでいきたい」と一人前として決意を新たにする。

 盛岡芸妓は明治時代から活躍し、最盛期は100人以上いたとされるが、料亭の廃業などもあり、12年までには現役が5人に減少。盛岡芸妓後援会と現役芸妓が積極的に育成事業を続けてきた。現在活動しているのは喜久丸さんを含めて7人となる。