盛岡市内で、高齢者が金融機関の職員をかたる男らからキャッシュカードをだまし取られ、現金を引き出される特殊詐欺被害が相次いだ。県警は「カードの更新」をうたう手口に注意を呼び掛けている。

 盛岡西署によると、6月25日午前11時ごろ、80代女性の固定電話に、市職員をかたる男から「保険の還付金がある。口座に振り込むので金融機関名などを教えてほしい」と連絡があり、女性はその指示に従った。

 直後に、その金融機関の職員をかたる男が電話で「キャッシュカードの期限が切れており新しくする必要がある。来店は大変だろうから今から自宅に向かう」と告げた。その後、スーツ姿の男が女性宅を訪れ、カード1枚を預かって立ち去った。女性は暗証番号を教えており、その後に口座から現金約70万円が引き出されたことが発覚した。

 盛岡東署管内でも同日、90代女性が同様の手口でカード2枚をだまし取られ、現金計100万円を引き出されたほか、同30日には80代女性がカード1枚をだまし取られた。

 盛岡西署の那須弘幸警務課長は「手口は似たものが多い。家族や地域で特殊詐欺を話題にして情報共有してほしい」と呼び掛ける。