北上市が新型コロナウイルス感染症に伴う経済対策として全世帯に配布した飲食券(5千円分)について、集合住宅で盗難とみられる被害が相次いだ。配布方法は直接届ける必要のない「特定記録郵便」で、集合ポストへの投函(とうかん)後とみられる。市は支援の早さを優先したが、金券を配る手段として適切だったか、疑問の声も上がっている。

 市によると、北上郵便局は約4万世帯分を8~10日ごろに配達を完了。市に13日以降、集合住宅の住民らから5件ほどの関連相談が寄せられた。「周りで届いているのに、うちには届かない」「盗まれたかもしれない」との内容が多く、十数世帯で被害に遭ったとの情報もあった。