北村誠吾地方創生担当相は26日、盛岡市内で記者団に対し、国際リニアコライダー(ILC)の国内誘致について「個人的に、ぜひ進めるべきだと思う」との見解を示した。

 北村氏は「経済的に便益、成果が直ちに得られるということではないが、宇宙のでき方など科学発展の基礎が分かるかもしれない必要な研究だろう。ぜひ進めるべきだ」と述べた。

 その上で「それぞれの国々で予算措置するため、国民に説明する手だてが難しいという問題はある」と課題も挙げた。

 北村氏は同日、県庁で達増知事と懇談したほか、釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム、遠野市の遠野醸造などを視察した。

 ILCは宇宙創成の謎に迫る素粒子物理学の研究施設で岩手、宮城両県にまたがる北上山地(北上高地)が候補地とされる。日本政府が誘致を決断すれば、順調なら2035年ごろの運用開始が見込まれる。