花巻市の豊沢町振興会(中村健次会長)の企画展「豊沢町の歴史と文化展」は25日から、同市上町の賢治の広場で開かれる。詩人で童話作家の宮沢賢治(1896~1933年)が、自身が育った同市豊沢町の住民とともに23(大正12)年の関東大震災の被災地に義援金を送ったことが記された手帳を展示。賢治と豊沢町のつながりを示す貴重な資料で、町の文化や歴史とともに紹介している。8月23日まで。

 手帳は同振興会の会員で同市豊沢町の団体職員伊藤裕二さん(60)が昨夏に自宅の倉庫を整理した際に発見。地元で雑貨店を営んでいた義理の祖父高橋源蔵(1900~85年)が使っていた。

 9月15日に「東京市震災義捐金募集(在郷軍人)」と書かれており、「○」「×」の記号とともに、賢治や当時の豊沢町の住民らの名前、義援金の金額が記されている。