2020.07.23

浄土ケ浜遊覧船、来年1月終了へ 宮古の観光支え58年

県北バスが来年1月で事業を終了する浄土ケ浜の遊覧船。県内外にファンが多く、惜しむ声が相次ぐ=22日、宮古市
県北バスが来年1月で事業を終了する浄土ケ浜の遊覧船。県内外にファンが多く、惜しむ声が相次ぐ=22日、宮古市

 県北バス(松本順社長)は宮古市の浄土ケ浜での遊覧船運航事業を来年1月11日で終了する。半世紀以上続く沿岸観光の目玉だが、船体の老朽化が進むほか、乗客減少による赤字続きで維持が困難となった。観光関係者やファンの間では「残念」「存続できないのか」と惜しむ声が相次いでいる。

 同社は22日、宮古市内で記者会見し、遊覧船事業部の八重樫真部長は「残念だが、慢性的な赤字を打開できる要素を見いだせなかった。残る運航期間で58年間の感謝を伝えたい」と悔しさをにじませた。

 遊覧船は1962年に開業。ピークの80年代後半には5航路を設けた。年15万人近い利用客がいたが、2018年度は3万9400人と採算ラインの「8万~9万人」を大きく割り込んだ。