雨や曇りの日が続き、晴れ間が恋しくなる梅雨。地域の風物詩を盛り上げようとする人々の「例年通り」の姿に心を動かされた。

 一関市舞川のみちのくあじさい園で6月27日から始まった、みちのくあじさいまつり。開催前に県建設業協会一関支部(須田光宏支部長)による同園周辺での草刈り作業を取材した。

 同支部は2004年、約4キロの県道沿いに約千株のアジサイを植樹。以来、毎年まつり前に作業を行っている。道路脇のくぼみに入り、素早い手つきで作業に打ち込む様子を夢中になってカメラに収めた。

 「今年も作業できて良かった」。終了後の参加者の言葉に、地域を思う気持ちを感じた。「コロナで中止」というニュースが多い今だからこそ、参加者の汗を拭う姿が印象に残った。

 青や紫、ピンクなど約400種4万株が咲き誇るあじさい園。昨年テレビ番組で紹介されたことでより人気が高まり、一関のPRにつなげる動きが広がっている。

 先日、見頃と聞いて足を運んでみた。同園を彩る花がずらり。県道沿いのアジサイも美しく色づいており、心が温まった。

 コロナ禍でも、地域を大切にする方々の思いは変わらない。一人一人に寄り添いながら、魅力を発信していきたい。

(菅野燈)