終息願う〝アマビエ菩薩〟 奥州・光明寺が木像設置

奥州市江刺南町の光明寺(佐藤浩昭住職)は、疫病退散に御利益があるとされる妖怪「アマビエ」をイメージした菩薩像を玄関土間に設置した。新型コロナウイルス感染症の終息と、人々の思いやりある行動を願う。
ヒバを使い高さ33センチ。一関市大東町の京仏師石川昇明さん(61)が制作した。秋葉大権現から着想を得て、見る者の姿をうかがうような険しい表情が特徴だ。3月に佐藤住職(52)が制作を依頼し、イメージをすり合わせるため石川さんと何度もやりとりし、3カ月がかりで完成した。