東日本大震災の津波で大きな被害を受けた直後の陸前高田市の写真を、玉川大(東京)の学生がまとめている。撮影したのは震災後に東京都町田市に移った武田恒男さん(70)。学生はパソコンを通して武田さんから当時の様子を聞き取り、解説を付けて所属ゼミのホームページで公開予定。武田さんは「後世に残せば何かの参考になる」と期待する。

 学生の活動は、ゼミの指導教官の原田眞理教授が、震災と復興に関する講演会の講師を武田さんに依頼したのがきっかけ。写真は市街地を中心に千枚ほどあり、約100枚をピックアップした。武田さんは時折、陸前高田市に戻って撮影しているといい、学生は被災地の今も記録していく。

 4年の山重恵美さん(21)は「当時小学生だったので震災のことをよく知らなかったけれど、写真で実際の被害がどうだったか分かった。風化させないためにも子どもたちに見てもらいたい」と話した。