学生寮への「アベノマスク」はたった2枚-。新型コロナウイルスの感染防止へ政府が全戸配布する布マスクが県内にも届いているが、大勢の学生が共同生活をする学生寮に届いたのは2枚だけだった。「1住所当たり2枚ずつ」の政府方針があり、申請すれば追加配布されるとはいえ、寮生は「どう使えばいいの」と苦笑いする。

 5月末、盛岡市中野の県立大盛岡短期大学部ひめかみ寮に布マスクが届いた。ところが2枚入り1袋のみで、38人の寮生に配られることなく寮母が保管する。寮長で同大学部国際文化学科2年の女子学生は「全員に行き渡らず全く意味がない」と眉をひそめる。

 同市厨川の盛岡大学生会館にもマスク2枚が届いた。「304人に対し2枚というのは首をひねってしまう。せっかく税金を使っているのに」と平野寛館長。使い道は決まっていない。