東日本大震災から10年を迎えようとする中、NPO法人カタリバ(東京)が大槌町で運営する放課後学校「コラボ・スクール大槌臨学舎」(渡辺洸(こう)校舎長)が仮設校舎での運営を終え、大槌高内に本設した。まだ生活環境の整わない震災直後から、町内の小中高生の貴重な学び場となってきた同学舎。中高生の交流が生まれる地域の結節点として浸透に期待がかかる。

 同学舎は2011年12月、受験を控える中学生に学習の場を提供しようと開校。これまでに町内の小中高生約700人が登録し、多様な大人から話を聞くキャリア教育や自らの探究心に基づいて研究する「マイプロジェクト」など、対話を重視した学習支援で被災した子どもたちの学びの意欲を引き出してきた。