2020.06.18

輝く染め物 職人の技 花巻で天日干し作業

青空の下、染め物のはんてんや大漁旗を天日干しする職人=17日、花巻市藤沢町・伊藤染工場
青空の下、染め物のはんてんや大漁旗を天日干しする職人=17日、花巻市藤沢町・伊藤染工場

 17日の県内は、高気圧に覆われて晴れや曇りとなった。1921(大正10)年創業で伝統の染め技法を継承する花巻市藤沢町の伊藤染工場(伊藤純子社長)では、梅雨の合間に広がる青空の下、天日干し作業が行われた。

 硫化染め、引き染め、手捺染(てなっせん)の三つの技法を用い、職人が丁寧な手作業で染めたはんてんや大漁旗など10反を干した。1~3時間ほどで乾き、裁断して完成させる。

 例年は夏祭りの浴衣などの注文が入り繁忙期だが、新型コロナウイルス感染症の影響で7割減った。職人の保坂梓さん(31)は「祭りがいつ復活してもいいように取り組みたい」と意気込み、伊藤社長は「伝統の技術を大事にし、手作業で思いを込めたい」と、こだわり抜く。

 盛岡地方気象台によると、18日の県内は高気圧に覆われて晴れや曇りとなるが、気圧の谷の影響で午後から雨や雷雨の所がある見込み。

関連リンク