引退競走馬を支援する馬と歴史と未来の会(上田優子理事長、6人)が今春、盛岡市に設立された。農業や福祉分野と連携した商品開発や支援金制度の創設などを通じ、飼育費用を賄う仕組み。同会が支援する引退馬が岩手競馬で復帰を果たすなど、活動の広がりに期待が高まっている。

 前身の支援団体を4月に法人化。これまでの馬ふん堆肥を使ったリンゴ栽培やジュースなどの加工品販売、その他の農作物への活用を本格的に進める。

 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(東京都)によると、競走馬として生まれるのは年間約7千頭。多くが5歳までに競走馬登録を抹消され、その後は費用がかさむため、殺処分されることもあるという。