大槌町の新おおつち漁協(平野栄紀組合長、組合員247人)、日本水産(東京、的埜明世(まとの・あきよ)社長)など民間5者は15日、試験養殖したギンザケを初出荷した。サケ類の海面養殖は全国に広がり、新型コロナウイルス感染症の影響も背景に販路確保が課題。民間ノウハウを生かし他産地との差別化や適時出荷を進め、不漁にあえぐ浜に新たな活力を導く。

 日本水産によると、海水温の低い本県は他県と出荷時期がずれるため、高値取引につなげられる。養殖期間も長く取れ、魚体の成長が見込める。大槌は県内初の民間主導による事業で、生産から流通まで、培ったノウハウを生かすことができると期待される。