平泉町平泉の世界文化遺産を構成する中尊寺で「郵便局のバイクはなぜ参道を走れるのか」。読者から届いた素朴な疑問を受け、特命取材班が現地で確かめてみた。

 同寺への配達先は、境内にある店や自宅など約20軒。配達員は月見坂横の私道を上がってから、参道に入る。参道が観光客でにぎわうときは、停車や徐行などで対応する。

 ただ、他の宅配業者は、本堂脇にある町道の北参道をトラックで上がって配達する。業者は参道沿いの配達先を目指し、台車を押して坂道を歩くこともある。

 郵便局との違いは何だろう。配達先の多さや頻度に加えて、許可されている大きな理由が本堂前の売店横にあった。ポストだ。景観に配慮した茶色のデザイン。局員が配達先を回りながら、郵便物を収集する。

 同寺は「ポストがあるため、郵便配達の方々は毎日通る必要がある。参拝者の安全を第一とした上で、バイクであれば通ってよいとしている」と説明する。ただし、郵便局でも車両は入れない。