二戸支局に着任して2カ月が過ぎた。管内を駆け巡っていると、古里へ熱い思いを注ぐ人たちに多く出会う。二戸市の福岡高で出会った同校OBの大谷史也さん(22)もその一人だ。

 5月下旬に同校で行われた地方創生カシオペア講座。地域課題を発見し、解決策を考えることを通して地域と世界で活躍するグローカルな人材育成を目指す授業だ。

 大谷さんは、3月に横浜国立大を卒業。地元で地域をプロデュースする地域商社GINGAを立ち上げた。本年度は同講座の講師としても活動している。

 記者も生徒と同じ気持ちで講座に耳を傾けた。「二戸地域は誇るべき宝がいっぱいある。その魅力をどう発信するかが問題なんだ」と生徒に熱く訴える真剣なまなざし。地域への思いがひしひしと伝わってきた。

 講義後の「これからの二戸」をテーマにしたグループワークでは、生徒から「人が集まるカフェがほしい」「地元企業が連携したイベントで人を呼びたい」など、地域活性化への思いが伝わるアイデアが多く挙がった。

 古里を思い、よりよくしたいと情熱を燃やす大谷さんや生徒の姿を目の当たりにし、私も力になりたいと思った。まずは情報発信を担う一人として、熱い思いで地域の魅力をどんどん発信していきたい。

(石森明洋)