救急搬送時の感染警戒 県内消防、発熱時の申告促す

県内の消防が救急出動時の新型コロナウイルスの感染防止のため、警戒を強めている。
結果的にPCR検査で陰性だったものの、感染が疑われる患者を搬送するケースがあったほか、搬送後に発熱が分かり、救急隊員が待機したこともあった。
隊員が濃厚接触者とならないために必要な装備の充実は、マスク不足に一時悩まされた消防本部もあったが、多くで見通しが立った。ただ、警戒が長期化すれば備品不足に陥る懸念も。関係者は早めの相談機関の利用と、通報時に発熱の有無を的確に伝えるなどの対応を呼び掛ける。